家庭科における食に関わる教育について(2) ―家庭科と学校給食の連携から―
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概要
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学校生活において,教育の一環である給食の時間は全校児童が共有できる絶好の「食教育」の場である。児童が梅の香りに魅せられて,梅干しを作った。手間と暇と愛情をたっぷりかけて作ったが「おいしい!」にはならない。そこで,問いを生むかかわり合いの授業で,「梅干しはまずいけど,自分たちで作った梅干しだからおいしく食べたい」の結論に達した。児童の発想はすばらしく,ユニークな料理が数多く登場した。教科における食に関する指導の特徴は,①実践活動を通して行なわれる。 ②教科の関連が図られる。等である。教科や総合的な学習の時間などに学習した成果を給食の献立に取り入れ,全校のみんなと一緒に味わうことにより,学校給食のねらいである「望ましい食習慣の形成を図る」「食事を通して好ましい人間関係の育成を図る」という観点からも有効であった。
- 2008-02-29
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