三つの『卍』 : 発禁・検閲を中心にして
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概要
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谷崎潤一郎作『卍』は昭和3年3月から昭和5年4月にかけて雑誌『改造』の掲載を最初に、雑誌連載終了1年後の昭和6年4月に改造社から単行本として刊行、昭和22年12月に新生社から刊行されている。これら3つの『卍』は内容上の異なりをみせる。その背景には雑誌の発行禁止と検閲当局の指導が関係していると考える。本論では、検閲や発禁が作品にどのような制約をもたらし、谷崎が如何なる表現を導き出したかをみて『卍』の世界に還元させる。
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