北海道の一般住宅におけるシックハウス症候群に関する疫学研究
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概要
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北海道の一般住宅を対象に自覚症状に影響する住居環境要因を検討した。新築・改築数年以内の住宅1775戸を対象に、住宅の構造や状態、生活態度、現在の症状についての質問票を配布し、564軒から回答が得られた。結露・カビの発生があるほうが症状あり群で有意に多かった。湿度環境の指標(カビと結露)について指標が1つよりも両方あるほうの相対危険度が高く、湿気の指標について相加的な関係を認めた。築5年以内の住宅96軒において、アルデヒドと揮発性有機化合物(VOC)濃度を測定し、その居住者317例の自覚症状の関連を検討した。ホルムアルデヒドとアセトアルデヒド濃度は症状との関連を認めなかった。VOCには症状と関連が有意に認められたものがあった。シックハウス対策には、化学物質濃度対策とともに、適切な湿度環境に留意する必要が示唆された。
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