Off-line Syntactic Processing Strategies for Japanese EFL Learners
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概要
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本研究では、日本人被験者(大学生・大学院生)を被験者として約150名を抽出し、彼ら、彼女らが、主に袋小路文のあいまい性や複雑性のある文の正しい理解や解析がどのような手がかり(統処理方略など)を活用して、あいまい性や複雑性を回避できるのか、あるいはできないのかを含めて調査した。(1)その結果、統語処理を優先した被験者の方が意味処理を重視した被験者よりも、より正しい理解になりたつ可能性が高いことが認められた。(2)また並列処理を優先した被験者の方が直列処理を優先した被験者よりも、より正しい解釈ができることが認められた。(3)①選択、②前置、③後方の三つの再分析方略のうちでは、選択的再分析をもちいた被験者が最も正しい解釈に至った。(4)中央埋め込み文の文理解は他のあいまい文よりも難易度が高い。
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法政大学多摩論集編集委員会 | 論文
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