刑事判例研究
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概要
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被告人質問において被告人が黙秘し供述を拒否した態度を一個の情況証拠とし、被告人に黙秘権、供述拒否権が与えられている趣旨を実質的に没却することになり、到底受け入れることができないとしつつも、その一方で、黙秘権を行使している被告人に対し、被告人質問を実施すること自体は不当ということはできないとした事例札幌高裁平成一四年三月一九日判決、平一三年(う)一一九号、殺人被告事件、控訴棄却(確定)、判例タイムズ一〇九号二八七頁、判例時報一八〇三号一四七頁原審札幌地裁平成一三年五月三〇日判決、平一〇(わ)九八九号、判例タイムズ一〇六八号二七七頁、判例時報一七七二号一四四頁
- 2004-09-15
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