運動介入が睡眠に及ぼす影響の大きさと就床時における生理的変化の関係
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概要
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本研究では,運動介入が夜間睡眠に及ぼす影響の大きさが就床時における生理的変化に依存するかどうかを検討するため,これまで実施してきた運動介入実験のデータをもとに就床時における生理的変化量と睡眠変化量の関係について検討した。研究対象は21名(延べ40名)の男子大学生,実施した運動プロトコルは6種類であった。測定項目は睡眠ポリグラフより入眠潜時,徐波睡眠出現時間,睡眠効率の3項目,就床時における生理的変化の指標として就床時直腸温,就床前1時間における直腸温低下速度,就床時心拍数,就床時HF パワー値,就床時LF/HF の5項目であった。運動介入効果の大きさの指標として,各運動日のすべてのデータについて,特に運動実施を行わなかった対照日からの変化量(⊿)を求めた。こうして得られた睡眠変化量と就床時における生理的変化量について,ピアソンの相関係数の検定を行った。その結果, ⊿就床前直腸温低下速度, ⊿就床時心拍数, ⊿就床時HF パワー値の3項目において, ⊿入眠潜時との間に有意な相関関係が認められた。以上の結果から,運動実施に伴う就床時の生理的変化は,その日の入眠に及ぼす影響の大きさを反映すると考えられた。
- 2006-09-25
論文 | ランダム
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