温めたカモミールゼリーの連続摂食が夜間睡眠に及ぼす効果
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
本研究では,ジャーマンカモミール(Matricaria chamomilla)エキスを含む,温めて食べるゼリーの2週間連続摂食が睡眠に及ぼす影響について検討した。睡眠障害に悩むことの多い中高年女性50名(58.9±0.7歳)を被験者とし,自宅で毎日就寝約1時間前に温めたカモミールゼリーを摂食してもらった。2週間にわたる連続摂食において,OSA睡眠調査票による自覚的睡眠感およびVAS を用いた自覚的感覚を毎日測定した。この結果,2週間の摂食日におけるOSA「統合的睡眠の因子」得点は対照日に比較して有意に高かった。対照日と比較して,OSA「睡眠維持の因子」得点は第12日目と第13日目の摂食日に有意に高く,OSA「寝つきの因子」得点は第12日目および第14日目の摂食日において有意に高い結果が得られた。VAS を用いた自覚的感覚については有意差が認められなかった。以上の結果から,温めたカモミールゼリーの2週間連続摂食は,自覚的睡眠感を後半に特に改善する効果のあることが明らかにされた。
論文 | ランダム
- 無薬飼料への乳酸菌製剤添加が子豚の発育、血液性状および糞便菌叢に及ぼす影響
- P-398 肺腫瘍に対するエタノール注入療法の経験
- C-66 術後病期III A期非小細胞癌症例の切除術後化学療法の治療成績
- "黒い霧"の韓国を行く
- 総裁年頭演説 活力ある日本、景気回復へ全力 (第76回自由民主党大会)