Toughness of Glue-line in Relation to Forward Shear Force (continued)
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
前報では,面内せん断型の接着層靭性値測定用試験体を開発した。この試験体は,曲げ破壊に対して弱いため,うすめられた接着剤を使用する必要があった。本研究では,より強い接着層の靭性値を算出するため,試験体の改良が試みられた。その結果,軟鋼板で補強された試験体が考案された。軟鋼板が,試験体に作用するfiber stressの大部分を受け持っているため, この試験体は,曲げ破壊に対して大きな抵抗力を持っていた。さらに,軟鋼板で試験体を補強しても,靭性値には,ほとんど,影響を及ぼさなかった。従って, この試験体は, より強い接着層の靭性測定に十分使用できるものと考えられる。さらに, この試験体を用いて、カバおよびヒノキの、酢酸ビニール接着層の靭性値が、compliance methodにより算出された。
- 三重大学農学部の論文
- 1981-03-00