消費の意味と社会性―相互依存性、ヴェブレン、ジンメル
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概要
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本稿では、消費社会における人びとにとっての消費の意味を考察するために、合理的ではないとされている消費をめぐる議論に関して検討した。取り上げたのは、主にデューゼンベリー、ライベンシュタイン、ヴェブレン、ジンメルである。かれらは、消費する人びとの動機として様々な論点を提出しているが、そこで重要視されているのは自尊心、社会的地位、また社会のなかでの他者との関係といったものである。前二者よりも、後二者のほうが、その議論の射程はひろく、より深く消費の意味を考察している。そこから導き出されるのは、消費と真善美および同一化/差異化の矛盾した思いといったものとの結びつきであった。本稿では、こうした視点が消費の意味を考察するにあたり重要性をもつことを指摘するにとどめたが、さらにこの視点を掘り下げることで考察を深めていきたい。
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