7〜11世紀の奄美・沖縄諸島と国際社会 : 交流が生み出す地域
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概要
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本稿は、近年の考古学の成果を受け、奄美・沖縄諸島のグスク時代以前の社会変容を文献史学の立場から捉え直したものである。分析の結果、奄美・沖縄諸島は、七世紀の緊迫化した東アジア情勢の影響を直接受ける形で7世紀から史料に登場するようになったこと、以後の遠距離交易・交流とともに進行したらしい「南島」諸地域の階層化は、9世紀以後の列島を取り巻く国際交易の活況に刺激を受け、広域的な地域「統合」へ向かっていったことが想定された。こうした地域「統合」のプロセスは、地域差・時間差を超えて歴史のなかに広く認められるものである。その総合的な把握が今後の課題として残される。
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