養護教諭の脊柱側弯症の子どもへの支援に関する研究 : 家族のニーズからの考察
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概要
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脊柱側弯症はその予防が難しく、成長期間を通じて進行悪化する可能性があることから、家族と学校との連携のもと、その子どもを支援していくことが重要である。そこで、本研究では、脊柱側弯症の子どもをもつ家族の心配、学校との話し合い、学級担任・養護教諭・クラスメートの理解などを明らかにし、養護教諭の支援のあり方を考察した。対象はH 大学医学部附属病院整形外科の脊柱側弯症外来に通院する脊柱側弯症の子どもの家族24名で、面接調査を実施した。その結果、養護教諭が脊柱側弯症の子どもを支援する上で重要と考える家族との話し合いに参加しているものが少なかったことや、家族の側としては養護教諭が子どもを理解しているかわからないという現状が明らかとなった。このことから、「子どもの健康問題に関する話し合いの場には養護教諭が参加する」という校内体制を確立し、「養護教諭は家族と連携し、健康問題をもつ子どもを支援する存在である」ことを周知することが必要である。それにより養護教諭が脊柱側弯症の子どもや家族のニーズを把握した上での支援が展開されるものと考える。
- 2007-10-01
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