糸状虫症の皮内反応に関する研究-2-
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概要
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総計704名のバンクロフト糸状虫症患者についてFPT皮内反応と,一部犬糸状虫抗原による補体結合反応を行い,その成績を検討して次の結果を得た。1) FPT皮内反応では91.9%に,補体結合反応では78.3%に陽性で,最高320倍の抗体価が得られたが両反応は高率に一致する。2)補体結合反応は9才以下の年少時より高い陽性率がみられるが特に20才代までの年の若い患者に抗体価が高い。皮内反応は10才代から30才代にかけて感受性が最も高まっている。60才以上になると両反応共に減弱する傾向がみられる。3)両反応共に急性症状具有者や仔虫陽性患者に強く,陽性率も高い.仔虫の陰性化した慢性患者や既往症着では弱くなり反応陰性者が多くなる。4)補体結合反応では仔虫数の多いものほど抗体価の高いものが多いが,皮内反応では特別の差異は認められない.5)Diethylcarbamazineによる治療後1年目の成績では皮内反応に影響は殆んど認められなかった.In the previous paper, intradermal test using FPT antign specific for filariasis, has been described. The change of FPT sensitivity and of antibody titre in CF test were examined on the filarial patients in the clinical stages of manifestations. For the t
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長崎大学風土病研究所 | 論文
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