本邦における細菌性赤痢とその病原体の菌型,薬剤耐性の変遷〔英文〕
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概要
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吾が国の赤痢の患者発生はここ10年来余り変りなく,依然として法定伝染病の首位を占めている.しかし,疫学的,臨床的ならびに細菌学的にいちじるしい変化を来しつつある.すなわち,疫学的には,季節的差が減少して,最早赤痢は夏の病気とはいえない状態になって来た.また,患者の年令分布も低年令層から高年令層に移りつつある.このことは,臨床的に赤痢の軽症化とも関係があると思われる.すなわち特殊薬剤の登場と共に,細菌検査技術の進歩によって,従来は見のがされていた高年令層の軽症患者や保菌者が発見されるようになったのだろう.ま
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長崎大学風土病研究所 | 論文
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