人と犬に対する蚊の吸血嗜好性について
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概要
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長崎市内の犬糸状虫濃厚浸淫地の中,市街地と農村との中間的な地区と農村地区の2地区を選び,それぞれ1ヵ所で人及び犬のそれぞれを誘引源としたトラップを設置して蚊を採集し,その種類構成を比較した.その結果,両地区の何れにおいても両種トラップで採集された蚊群集の種類構成は近似しており,オオクロヤブカ,ヒトスジシマカ,アカイエカの3種が特に多く採集されることがれのかった.これらの中,アカイエカは犬糸状虫の主要伝搬蚊であり,ヒトスジシマカも副次的伝搬蚊であることから,その濃厚浸淫地では犬糸状虫の感染幼虫を保有した蚊が人を刺す機会がかなりしばしばあることが推察された.Mosquitoes were collected by a human-bait-trap and a dog-bait-trap at two areas, suburban and rural, of Nagasaki City in 1968 and 1969 to compare the feeding preferences of mosquitoes for man and dogs. Species composition of mosquitoes collected by the two different traps was very similar to each other at both areas, and Armigeres subalbatus, Aedes albopictus and Culex pipiens pallens were predominant. It was considered that the latter two species may be important in transmitting the canine heartworm to man.
- 1976-03-30
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