受苦的な経験における生の可能性 : O.F.ボルノウ「非連続的な生の形式」再考
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概要
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本稿は、現代ドイツの教育学者***ウ(O.F.Bollnow)と、同じくドイツの哲学者ハイデガー(M.Heidegger)との思想的な関わりを問い直す研究の一環として、位置づけられるものである。ハイデガー哲学の核心である存在論的な思索について、***ウはそれを徹底的に拒否してきた。しかしながら、***ウが繰り返し拒んできたその「存在への問い」のうちに、彼自身の思想のいっそう豊かな可能性を開き示す契機が潜んでいるとしたらどうだろうか。 ハイデガ-哲学との関わりを丁寧に検証することを通して、***ウの思想においてこれまで看過されてきた新たな地平が明らかにされるのではないだろうか。こうした問いに導かれて本稿では、***ウの中心的な研究の一つである「非連続的な生の形式」をめぐる思想について、それを『存在と時間』におけるハイデガーの思想との関わりのなかで問い直すことを試みることにしたい。
- 2007-03-31
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