吃音児の能力・性格に関する諸特性について <原著論文>
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概要
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本研究は2つの研究から構成されている。第1研究は吃音児の学習能力や性格特性に非吃音児と異なった分布特性があるのではないかという仮説のもとに、関東圏のことばの教室在籍児を対象として、10項目にわたる調査をおこなった。その結果、神経質、の項目と不器用の項目が該当項目として示された。特に合併症を持つ吃音児(多くは構音障害を併せ持つ)は、不器用であることが示唆された。第2研究では、第1研究で示された神経質、不器用がどのような特性なのかを調査するために中国、四国、九州地方のことばの教室の在籍児童を対象として10項目の調査をおこなった。その結果、全体的に対人的過敏性があり、手先が不器用であることがわかった。構音障害を併せ持つ吃音児は、身体全体も不器用であることがわかった。また、対人的過敏性が強いことが示されていた。吃音を研究する際、下位分類化する必要性の意義が認められた。
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