伊豆大島において観測される長周期海面動揺
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
伊豆大島火山観測所津波分室の1年間の水位記録をもとに,その長周期波成分について波高・周期の統計を行った.日平均有義波高・周期はそれぞれ1.0~1.5cm, 8~12分の階級で出現頻度が高く,季節による変動は顕著にみられない.また比較的静穏な日々の記録から常時海面動揺のスペクトルを求めた.それらには特徴的なピークが認められず,周辺の海底地形によって捕捉される長波のエネルギーレベルは比較的低い.一方,大島周辺の海底地形にもとづく振動特性を把握するため,周囲4点で水位の同時観測を実施した.その結果,浅瀬の広がる島の西側(野増)で周期8分程度の特徴的なスペクトルピークが見出された.
- 東京大学地震研究所,Earthquake Research Institute, University of Tokyo,地震研究所の論文
- 1986-08-04
著者
関連論文
- 1986年伊豆大島噴火前後の重力変化
- 伊豆大島火山1986年噴火に伴う重力変化 : 日本火山学会 1987年度 秋季夫会
- A18 伊豆大島火山 1986 年噴火に伴う重力変化
- B30 伊豆大島火山の 1986 年噴火後の山体膨張 (2)
- 12. 伊豆大島において噴火直前の水準測量により観測された地盤変動の特徴(日本火山学会1989年春季大会)
- 28B. 伊豆大島火山のカルデラ壁の低比抵抗帯(日本火山学会 1985 年度春季大会講演要旨)
- 27B. 伊豆大島火山三原山火孔内の低比抵抗体(日本火山学会 1985 年度春季大会講演要旨)
- B10 地震波速度構造解析から推定した伊豆大島火山のマグマ供給システム
- B27 伊豆大島火山の 1986 年噴火後の膨張変形
- D31 遠地地震波の散乱から推定される伊豆大島の地下構造
- 伊豆大島火山とその周辺における重力異常の検討
- A44 伊豆大島の地下構造-遠地地震波形を用いたトモグラフィー
- A46 伊豆大島における遠地地震を用いた地下散乱体のマッピング
- 津波観測所に設置された新しい長波計測装置(ERI-V型津波計)
- B28 伊豆大島火山における走時・重力データを用いた速度・密度インバージョンの試み
- 最近の伊豆大島火山活動 : 日本火山学会 1987年度 秋季夫会
- A10 最近の伊豆大島火山活動
- 伊豆大島火山における水準測量 : 1987年3月〜7月末,火口周辺の変動 : 日本火山学会 1987年度 秋季夫会
- A17 伊豆大島火山における水準測量 : 1987 年 3 月∿7 月末, 火口周辺の変動
- D22-09 伊豆大島に於ける速度異常部のマッピング
- 伊豆大島において観測される長周期海面動揺
- D22-10 重力変化にもとずく伊豆大島火山山頂火道マグマ頭位の検出
- E21-03 伊豆大島火山とその周辺における重力異常の研究
- A56 降水の重力におよぼす影響評価 : 拡散モデル
- A21-07 伊豆大島火山における重力探査
- 12 伊豆大島において噴火直前の水準測量により観測された地盤変動の特徴
- 29. 伊豆大島火山1986年噴火後の重力変化(第3報) : 降水量の影響(日本火山学会1988年秋季大会)
- 29 伊豆大島火山 1986 年噴火後の重力変化(第 3 報) : 降水量の影響
- 1B. 地震活動からみた伊豆大島1987年11月16日噴火(日本火山学会1988年春季大会)
- 6B. 伊豆大島火山1986年噴火後の重力変化(日本火山学会1988年春季大会)
- B06 伊豆大島火山 1986 年噴火後の重力変化
- B01 地震活動からみた伊豆大島三原山 1987 年 11 月 16 日噴火
- 1986 年伊豆大島噴火前後の地震活動
- 地震計アレイによる火山性微動の観測 : 日本火山学会 1987年度 秋季夫会
- A14 地震計アレイによる火山性微動の観測