女川・雄勝湾口における水位観測
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概要
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女川・雄勝両湾それぞれの湾奥と湾口に,ディジタル潮位計を設置して,1984年11月1日から6日までの臨時水位観測を行った.江の島津波観測所の定常観測記録も含めて,5点のデータのスペクトル解析およびフィルター記録解析を行った.両湾の基本振動周期の近傍で,湾奥水位がシーソーのように相互に増減するとか,水位振幅レベルの増減が相反的であるとかいうような,連成振動を明瞭に示す結果は認められなかった.しかし湾口付近の流速のパワーは,湾軸方向に卓越するが,それと直角方向にも,湾軸方向の4~12%程度存在し,これが両湾の相互振動に寄与しているものと考えられる.
- 東京大学地震研究所,Earthquake Research Institute, University of Tokyo,地震研究所の論文
- 1985-11-08
東京大学地震研究所,Earthquake Research Institute, University of Tokyo,地震研究所 | 論文
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