6. On the Distribution of Volcanic Ejecta(Part II.) : The Distribution of Mt. Asama Pumice in 1783
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概要
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天明3年(1783)の淺間火山の活動は,その規模の大なる點に於いて,且災害の著しい點に於いて日本の數多い火山活動中に於いて最も著しいものである.この活動に於いて多量の泥流と熔岩流の外に多量の浮石が噴出した.との浮石は火山の東微南方向に廣く落下堆積してゐる.本文にはこの浮石層の厚さ,浮石の大さ等を調査した結果に就いて報告してある.浮石の總體積 1・7×10^8立方米 總質量 1・4×10^<14>瓦である.又浮石堆積域の中心方向に於いて火口より5, 10, 15, 20, 30, 40, 50粁に於ける浮石暦の厚さは250, 110, 50, 15, 16, 13, 9糎である.又この中心方向に於いて2・7, 5・2, 9・1, 16・6, 21・0 30・0, 38・5, 50粁に於いて最大浮石より漸次5個の平均直径は,30, 25, 10, 5, 4, 3, 1, 0・6糎である.今館野の高層氣象臺の高層風並に最近の爆發の際の火山灰,火山礫,小浮石等の落下状況を考慮して以上の浮石の大さと堆積地點と火口との距離との關係から之等の浮石が爆發に依り火口上に到達した高さを計算すると1・0糎の浮石でほ18粁,それより小さいものは更により高所に到達した事が推定された.即ち之等の小噴出物は成層圏内に達した事を示すものである.火山の小噴出物は風に依り遠方に到達する事は稀しい事ではないが,特に淺間火山の如く酸性安山岩質火山の爆發の強度が著しく激しく,小噴出物が火口上高く到達するので,玄武岩質火山のそれよりも一般に著しく遠方に到達する.
- 1942-03-30
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