On the Initial Movement of a Seismograph subjected to an Arbitrary Earthquake Motion, Solved with Operational Calculus. I.
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概要
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演算法を用ひる事によつて任意の地震動を受ける地震計の動きを計算した.一般的にいふと,振子の動きの表式は強制振動の部分と自己振動の部分とから成立つ.如何なる場合にも振子の動きは地動と反對方向になる.變位地震計の場合には振子の動きは地動と可成り一致するけれども,加速度地震計は必しも然らず.地動が極めて急激に起るときは地震計の動きは地動の動きと同じであつて地動とは反對方向になるといふ事も出るのである.尚,地動が最初に變位も速度も零から始まるときには,地震計の初動の繼續時間は短いが振幅は必しも大きくならぬ.之に反して地動の最初の速度が零でないときには地震計の初動の繼續時間も短いし,その振幅も非常に大きくなるのである.
- 東京帝国大学地震研究所,Earthquake Research Institute, Tokyo Imperial University,地震研究所の論文
- 1941-06-30
東京帝国大学地震研究所,Earthquake Research Institute, Tokyo Imperial University,地震研究所 | 論文
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