Changes in the Vertical Intensity of Geomagnetism that Accompanied the Eruption of Miyakezima, in 1940.
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概要
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昭和15年7月12日三宅島の噴火に際し,筆者等は垂直磁力計を用ひて噴火に伴つて起った垂直磁力の變化の測定を行った.三宅全島に分布された測點の數は50である.本文中第1圖に測點の位置及び番號を示した.第4圖は7月20~24日に行つた第1囘測定の結果でおり,第5圖は第1囘測定と,其れに引續いて7月26~30日に行はれた第2囘測定との差を示す,此等の變化は山頂下3kmの點を中心とする半徑1~27kmの球状部分が其の感應磁氣或は熱殘留磁氣を失つたものとすれば,變化の分布は勿論,其の量に至るまで非常にうまく説明がつく.磁氣を失つた原因は岩漿の上昇とか或は又他の原因によつて其の部分の岩石の温度が上昇したとか考へればよい.此の考は同時に荻原,水上,永田理學士等によつて行はれた地磁気の伏角や地震,微動等の観測結果ともよく調和する.
- 東京帝国大学地震研究所,Earthquake Research Institute, Tokyo Imperial University,地震研究所の論文
- 1941-03-30
東京帝国大学地震研究所,Earthquake Research Institute, Tokyo Imperial University,地震研究所 | 論文
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