Thermodynamical Origin of the Earth's Core. II.
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概要
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この前の報告でも述べたやうに,地球核が瓦斯體であると假定した場合に於ける瓦斯のポリトロープの状態の數理的研究を續けた.密度,壓力,縱波の速度の關係からポリトロープの指數はn=0・3位が適當してをる事がわかつた.一方に於ては,地球が瓦斯状の母體から液化した状態を考へるとやはりポリトロープの指數がn=0・3位である方がよい.結論として,この母體が冷却したときに外殻に液化した部分が出來,瓦斯の部分は中央に封じ込まれながら周圍から壓力を加へられたとすればよいのである.尚,この瓦斯の部分は金屬と瓦斯との固溶體になつた状態の理想的場合と考へてもよいのである.核瓦斯の温度はこの壓力によつて次第に上昇した事になるのである.
- 東京帝国大学地震研究所,Earthquake Research Institute, Tokyo Imperial University,地震研究所の論文
- 1941-03-30
東京帝国大学地震研究所,Earthquake Research Institute, Tokyo Imperial University,地震研究所 | 論文
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