The Action of Soil Layers and of the Ocean as Dynamic Dampers to Seismic Surface Waves, and Notes on a few Previous Papers.
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概要
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數學的研究により,地表土の層ができるだけ厚く、その弾性ができるだけ小さく,粘性ができるだけ大きければ,地質表面波に力學的制振器として働く事がわかつた.粘性のない半無限弾性體の上に粘性のある地表土層があるとき、之に傳はる地震表面波の減衰性は,地表土の無い半無限體の全體が地表上に相當する粘性を持つ場合の地質表面波の減衰性よりも遥かに高い事がわかる.之がレーリー型の波について行はれる事は勿諭であるが,ラブ型波についても同様な性質がある.地震波の波長が短くなれば波の速度も遅くなるが,力學的制振器としての作用は一層よくなる.
- 東京帝国大学地震研究所,Earthquake Research Institute, Tokyo Imperial University,地震研究所の論文
- 1940-06-30
東京帝国大学地震研究所,Earthquake Research Institute, Tokyo Imperial University,地震研究所 | 論文
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