A Statistical Study of the Ito Earthquake Swarms
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概要
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昭和5年に頻發した伊東附近の地震は,2月14日乃至4月10日と5月1日乃至5月31日の2群に分けることが出來,その地震頻數が,潮汐と密接な關係のあることが,從來指摘されてゐる.又,別の地震群について,氣壓の頻度などと相關々係のあることが知られてゐる.筆者は,潮汐や氣壓やそれ等の導來函數と伊東地震群の頻數との間の單並びに重相關々係を調べ,地震の頻數が,それ等の要素を變數とする一次函數で表はされるとした場合の係數を統計的に定めた.この式から豫期される頻數と實際の頻數とを比較してみると,尚多少の剰餘がある.是等の剰餘は,dataの取り方の不適當なことから生ずるものと,地震活動それ自身の消長にflueillationのあることから生ずるものとが含まれてゐると考へられる.
- 東京帝国大学地震研究所,Earthquake Research Institute, Tokyo Imperial University,地震研究所の論文
- 1935-03-30
東京帝国大学地震研究所,Earthquake Research Institute, Tokyo Imperial University,地震研究所 | 論文
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