On the Propagation of Waves along a Surface Stratum of the Earth
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概要
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無限に剛い基底上に任意の彈性を有する一つの層を置き,其の境面は密着してゐるとき,基底の物質は全然動かないものとして,その層に傳はる波動を考へてみた.單純に考へると,基底は全然運動しないから,その層を傳はる縦波又はその面中に運動する横波が特別にあつてその速度もその彈性や密度に特有なものでありそうに見えるけれども,正確に計算をやつてみるとそのやうな波は存在しなくて寧ろレーレー波に近いものゝあり得ることが知られた.しかもその波動速度は波長と共に著しく増加するものであることもわかつた.但しそれは波形の移る速さであつて波群速度は波形の波長の増加と共に寧ろ低下することがわかる.
- 東京帝国大学地震研究所,Earthquake Research Institute, Tokyo Imperial University,地震研究所の論文
- 1934-09-30
東京帝国大学地震研究所,Earthquake Research Institute, Tokyo Imperial University,地震研究所 | 論文
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