On the Effects of Discontinuity Surfaces upon the Propagation of Elastic Waves. (2)
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概要
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曩に表面層をもつた半無限彈性體内を傅播する體彈性波がその表面にあたつた時,表面ではどの様な波が起されるかを研究してみたが,その結果は勿論その彈性體内のある點の振動運動を論ずるには不充分なものであつて、單に初動を論ずる時に役立つものである.從つて此の論文ではその表面層の下面に無限につながつた一定の振幅と週期をもつた體彈性波が入射した時,その表層の自由面や内部での分子運動が入射角や入射波の波長或は表面層の厚さによつてどの様な具合になるか即ち分子運動の振幅や振動軌跡がこれ等の量によつて變化する様子を詳しく檢べてみた.表面層と下の彈性彈とが全く彈性係数も密度も等しい様な場合に就て數計算を行ひ叉これ等の結果を圖示し,殊に入射角が30°の場合に就ては詳しく論じてある.次の論文ではこれ等の結果を使つて彈性波成生に關係した今少し深く這入つた研究を發表する考である.
- 東京帝国大学地震研究所,Earthquake Research Institute, Tokyo Imperial University,地震研究所の論文
- 1933-12-31
東京帝国大学地震研究所,Earthquake Research Institute, Tokyo Imperial University,地震研究所 | 論文
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