The Geomorphology and Geology of Northern Idu Peninsula, the Earthquake Fissures of Nov.26, 1930, and the Pre- and Post-Seismic Crust Deformations
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概要
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最初に北伊豆地方の鮮新世以後の地史を考究した.この地方は鮮新世末頃一度海進を受けた.之に前後してこの地方は洪積世と同様に著しい火山活動の時代であつた.多賀火山,湯河原火山等がそれらから噴出物を出してこの地方の海成堆積物を被ふやうになつたのはこの後である.丹那断層はこの火山噴出物に被はれる以前に上記の海進時代の地層を複雑化してゐるやうであるが,現在地形的に明なものができたのは多賀火山の熔岩流出の後である.丹那断層の性賀はー種の地溝で,平行な断層線の集合のやうに見え,西側は逆断層,東側は正断層の形式のやうに見える.この断層線の两側の河流の乎面壁は断層の兩側で喰違つてゐて,一見西側が南へ移動してゐるやうに見える.断層線の北限は箱根山地方では不明瞭になつてゐる.之は箱根火山の新しい噴出物で被はれたためか,又は山中新田から畑毛の方へ續く断層線で切られてゐるためかである.
- 1933-09-28
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