Mesures des mouvements d'un batiment dans des conditions tranquilles
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概要
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1.地震動に對する建築物の強度を論ずる場合においては、彈性體としての建築物の固有振動周期が問題となるのであるが、彈性振動を純粋に測定する事は多少の困難を伴ふのである。それは建築物振動の中には建築物が一塊となつて動揺する現象も含まれて居るからであつて、彈性振動と此の振動との間に確然たる區別を設けて測定しなければならないからである。2.平常時に存在する微動を利用して建築物の振動を測定する爲めに、第一圖に示した水平動、上下動微動計が製作ぜられたが、倍率は約3200,周期は1.5秒(水平動)及び1.0秒(上下動)を有してゐる。而して各成分の微動計において何れも同一記録を興へるや否やを驗するために一個所に二臺の微動計が並置せられ、同一振動が記録せられた。此の記録は第二圖に示す如きものであつて此の程度において相當信用が置けるのである。
- 東京帝国大学地震研究所,Earthquake Research Institute, Tokyo Imperial University,地震研究所の論文
- 1929-07-05
東京帝国大学地震研究所,Earthquake Research Institute, Tokyo Imperial University,地震研究所 | 論文
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