23. Coupling Effect of Shear Vibrations of the Structure with Elastic Foundations, and the Maximum Response of Rocking Motion
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概要
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1.地盤と構造物とを一体の振動系と考えたときの上下動,ロッキソグおよび水平動についての計算はすでに報告してある.ここではそれに引続いて連続体の剪断振動についての振動性能を求めた.そして橋脚等の振動にも適用しうるよう,前に行つた計算のバラメーターの範囲を拡張した.2.記号を§2に示す.3.剪断振動に関して構造物内任意の高さにおける変位は(3.15)の式で与えられる.先づ構造物と地盤の密度比p0/pを1/4,両方のS波の速度を等しいとおいて,構造物の縦横の比l0/γ0をパラメーターにとりながら,a0=pr0/Vsに対する底面における変位倍率BHBを示しだのがFig.2である.同様にして頂部に関するBHTはFig.3に示されている.Fig.4 はl0/γ0=1とおき,S波の速度比をパラメーターとしたBHBを,Fig.5はBHTに関するものを示している.Fig.6~Fig.9にはl0/γ0=1.5および2.0した場合の同様な関係を図示した.位相差に関してはそれぞれFig.10~Fig.13に見られる通りで,(3.18)から分るごとく底面と頂部とでは相違がない.4.構造物底面の最大変位倍率およびそれを与える周期に関してはFig.14から近似的に(4.4)のような簡単な式で表わされる.また(4.3)の関係を使つたFig.15にも明らかにそのことが見られる.次に構造物頂部に関する最大変位倍率をFig.16~Fig.18に示した.その中po/p=1/4の場合には簡単な近似式(4.5)~(4.8)で表わすことができた.附.ロッキソグに関しては重心の水平あるいは回転による,それぞれの最大変位倍率をFig.19およびFig.20に示した.いずれも密度比を1/4, 1/2, 1, 2として密度の変化に伴う様子を調べたが,簡単な関係式は得られなかつた.ただ最大変位倍率を与える周期に関しては,(A.1)のような関係が求められた.実用上便利な式と思われる.
- 1960-07-10
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