On the Crustal Structure Derived from Observations of the Second Hokoda Explosion
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概要
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第2回鉾田爆破の観測資料を解析した結果,Fig.10に示されるような,東北地方,関東地方北部を結びつける地殻構造を得た.すなわち,関東地方では,第一層は速度,1.74km/s,厚さ0.92kmで,この層は日立以北ではなくなる.第2層は速度5.5km/s,厚さ4.3km,底面は⊿=40kmの所から3°1′で傾き,田村付近では速度6.2km/sの第3層が地表近くまで来ている.東北地方では,白岩,金山以外ではうすい未知の表面層があり,関東北部の5.5km/sの速度に相当するのは,東北地方の結果を考えあわせると5.8km/sであり,厚さ4~8kmの程度と仮定した.Pn波の速度は7.7km/s,Moho.面の深さは鉾田直下で27.5kmであり,約2°の傾斜で東北地方では浅くなつている.このMoho.面の値は,また,佐野で得られた反射波の走時からも妥当性を裏付けされた.日立の方向だけは構造が別で,日立では第3層が地表近くまで来ている.これは,重力や,地質の資料とも極めてよく調和する.
- 1959-10-20
論文 | ランダム
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