<資料>重症心身障害施設の療育における「ゆらし」利用の実際に関する調査
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概要
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本研究は、重症心身障害児施設を対象に、療育における「ゆらし」利用の実際について情報を得ることを目的として実施された。その結果、①「ゆらし」利用の目的や「ゆらし」に対する反応に関する質問から、「ゆらし」が快の状態を引き出す効果や筋緊張緩和の効果を持つと経験的に認められていることが分かった。また、「ゆらし」の対人刺激として側面の重要性が示された。②「ゆらし」導入当初に「怖がる(嫌がる、怒る、驚く)」事例や「無反応」な事例でも、継続的に「ゆらし」を行うことでより積極的反応がみられる可能性が示唆された。③「ゆらし」に対する随伴刺激の内容や随伴刺激による反応の差異に関する質問から、「ゆらし」を対人刺激として用いる場合における随伴刺激の重要性が示された。④揺らしの手段として、「手で抱いて(持って)」や「トランポリン状のもの」、「ブランコ状のもの」などが多く、いずれも「ゆっくり」と「大きく」揺らす方法が最も多かった。⑤笑顔をより引き出せる働きかけとして「呼名」が最も多かった。⑥「ゆらし」によって発作が増えたとされた事例はなかった。
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