<原著>刺激間隔が異なる連続遂行課題での誤反応からみた注意欠陥/多動性障害児の行動制御
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概要
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本研究は注意欠陥/多動性障害(ADHD)児における刺激感覚を変化させた連続遂行課題(Continuous Performance Test:CPT)の遂行成績の分析に誤反応のサブタイプ分析が適用可能かを、35名のADHD児の誤反応を用いて検討した。誤反応を生じた刺激によって4種類のサブタイプに分け、反応時間を比較したところ、それぞれの反応時間は有意に異なり、刺激間隔が一定のCPTにおいて報告されている結果と一致した。また、刺激間隔が変化する警告刺激とその直後の非標的刺激に対する誤反応の生起数と反応時間の分析から、これらの誤反応が衝動性に関連し、刺激間隔を変化させたことによる反応抑制の負荷の高まりを反映するものであることが示された。これらのことから、誤反応のサブタイプ分析から得られる不注意、衝動性、行動の制御困難の指標が刺激間隔を変化させたCPTの遂行成績の分析にも適用できることが示唆された。
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