小説の授業ではなく、授業の小説- そんなものを書いてみたい。授業の流れを読み物にして、読んでゆくうちに教材の内容が自然に理解できるような- いつからかそんなモノを書いてみたいと思うようになった。これはその試みの一端である。小説ならば、様式や人物の描写にそれなりの配慮があって当然だが、本誌の性格上、捨象した。