<研究論文>「なく(て)」と「ないで」と「ず(に)」について : 言語研究と日本語教育
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概要
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日本語学習者にとってどのような整理の仕方、説明の仕方が、明確で分かりやすいのかを追求する立場で、ナクテ、ナイデ、ナク、ズニ、ズに関する言語研究の変遷を概観する。これらに関する研究の流れは大きく二つに分けられる。すなわち、形態的な品詞論から出発した伝統的な国語学の流れと、それへの対論としてある意味的な差異の観点から追求する流れとである。前者はナイを一つの同じ品詞とは見なさない立場、後者はナイに前接する部分が状態性か動作性か、あるいは意志によって制御可能かどうかという立場から分析している。一方、教育的な立場に立てば、学習者にとっては、形態的な違いや、文型によって指導するほうが、分かりやすいのではないかという考えに立ち、そのための整理をおこなう。
- 筑波大学留学生センターの論文
- 2003-02-22
筑波大学留学生センター | 論文
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