連体修飾節にみられるウ・ウズル
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
本稿は、中世末期の日本語を反映していると言われるキリシタン資料を用いて、連体節述部のウ・ウズルがどのような条件下で現れやすいのか、その使用実態を調査したものである。調査から、連体節述部のウ・ウズルは「動詞+ウ」「動詞+ウズル」といった述部形式が多く、タリやテアルとウ・ウズルとの共起は殆どみられないことがわかる。また、この連体節の被修飾名詞には、形式名詞の出現傾向が高い。連体節述部と共起する副詞には、時間・時点を表す副詞の用例が多くみられる。これらの副詞が表す連体節の事態についてみると、時間的前後関係は主節の表す事態より後のものである。
- 2004-11-30
論文 | ランダム
- 地球上に広く分布する寒冷地域の開発・発展を目指して--21年ぶりに北海道に里帰りした「第7回寒地開発に関する国際シンポジウム(ISCORD2004)」
- 北海道で誕生して20年、世界を廻って里帰りする国際会議--「第7回寒地開発に関する国際シンポジウム」の札幌開催に当たって
- 北海道で誕生した寒地開発国際シンポジウム 南のタスマニアで開催
- 書評 田端健人『「詩の授業」の現象学』
- 近代の知とホリスティックな知--「知育」と「心の教育」という区分を越えるために (第15回大会シンポジウム「学校教育と人間性をめぐって」)