ホームセンター企業におけるチェーンストア経営
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概要
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堀田一善教授退任記念号1970年代以降,順調な成長を遂げてきた日本のホームセンター業界では,21世紀に入りホームセンター企業の成長が鈍化してきている。成長に大いに貢献してきた本部中心のチェーンストア方式は,オーバー・ストア状態になった現在のホームセンター業界において,本部の権限が大きすぎ,各個店の店舗レベルの力が十分に発揮されず,個性化・多様化する消費者ニーズに十分対応できない,という問題点の故,変化を余儀なくされている。本小論では,ホームセンター企業における望ましいチェーンストア経営を考えるため,21世紀HC 経営研究会のデータを利用し,本部中心のチェーンストア経営と店舗レベルで力を発揮する個店経営とでの業務の分担状況,そしてそれらの企業業績との関連を調べた。その結果,店舗レベルの業務を現状よりももっと重視していくべきであり,本部レベルの権限の減少が望まれる,という結論を得た。全体の方向性を決定するWHAT のレベルは本部担当,その後の効率的な実行段階であるHOW のレベルは店舗に任せるべきである,といえる。
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