負の多項分布モデルによるブランド購買行動の理解
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概要
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商学部創立50周年記念 = Commemorating the fiftieth anniversary of the faculty50周年記念論文本稿ではカテゴリーでの反復購買行動を記述するためのモデルとして「負の多項分布モデル」を取り上げ,負の多項分布によって,様々な消費者行動を記述できることを示す。カテゴリーでの反復購買行動を記述するモデルとしてはディリクレ・モデルが有名であるが,簡単な形では記述できない。一方,負の多項分布モデルはディリクレ・モデルに含まれるが,ディリクレ・モデルに比べて簡単な形での記述が可能である。 最初に負の多項分布によって様々な購買行動を表現し,次にブランド購買の2 重苦,ブランド・ロイヤルティとブランド浸透率の関係のようなマーケティングにおける法則を導けることを示す。さらにデータを用いた実証分析を行い,マーケティング変数との関連について述べる。