古典的再販売価格維持理論の再構築 : 20世紀前半の再販理論の全体像
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概要
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堀田一善教授退任記念号本稿は,1930年代後半から1950年代半ばにかけて生起した,経済・マーケティング問題として再販売価格維持行為(RPM)を取り扱った諸学説を再検討・再構成することで,20世紀前半の「古典的RPM 理論」の全体像を明らかにすることを目的としている。それに際しては,拙稿(2006) の終着点であったGretherの理論を出発点として,それと同時代╱以後の学説を出来る限り網羅的且つ時系列的に紹介しつつも,理論的進歩に対する知的貢献の程度と性格に従って各学説が整序される。結論的には,Yamey(1954)が既存のRPM 論の枠組みを踏襲しつつもそれらを(Gretherよりも更に)シンプルに論証しただけでなく,垂直的統合問題というRPM 論の新たな観点を提起し20世紀後半のRPM 論との接点を多く兼ね備えている意味で,古典的RPM 理論の1つの重要な到達点であると評価され得ることが論証される。
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