大気・雨水中過酸化水素及び有機過酸化物の定量と動態解析
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概要
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京都工芸繊維大学環境科学センター報「環境」第17号 2005-04 pp.37-46本研究では、過酸化水素が酵素ペルオキシダーゼ存在下でP-ヒドロキシフェニル酢酸と反応し、蛍光二量体を生成することを用いた過酸化水素の蛍光定量法を検討し、環境中での過酸化水素の挙動や生成機構について明らかにした。しかし、過酸化水素に加えて有機過酸化物の植物に対する毒性もオゾンそのものよりも強い可能性のあることが指摘されている。従って、さらに過酸化水素と有機過酸化物を逆相液体クロマトグラフィーで分離後、蛍光光度法で定量する方法を開発し、大気及び雨水中におけるこれら過酸化物の動態と生成機構、並びに酸性雨生成や森林生態系への影響を検討した。
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