群衆をマクロにとらえる画像処理技術 : 人物・群衆の幾何モデルに基づいた人数推定とその応用(人体・動作の認識と理解,福祉と共生,国際会議報告)
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概要
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デジタルサイネージの広告効果測定をはじめとして,その場所にいる人数(画像内人数)またはその場所を通過した人数(通過人数)を計測/推定する画像処理技術が必要とされている.これまで提案されてきた多くの手法は個々の人物の検出や追跡を基本としており,画面内に数人程度が存在するような比較的混雑していない状況では実用的な精度を実現するが,大きな駅のコンコースで発生するような数10〜100人規模の混雑状況に適用することは困難であった.本稿では,個人個人の検出を行うことなく群衆をマクロにとらえることで,画像内人数および通過人数を推定する手法を紹介する.本手法では較正された単眼の固定カメラを利用し,画像上での局所的な観測量から,各画素と実空間の対応関係および人物形状やオクルージョンの幾何的なモデルに基づき人数を推定する.さらに,これまで実施してきた実証実験の事例を交えながら実用上の課題についても紹介する.
- 一般社団法人電子情報通信学会の論文
- 2014-01-16
著者
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