パラメトリックスピーカにおける両耳間レベル差及び時間差のモデル化(音響・超音波サブソサイエティ合同研究会)
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
本研究では,パラメトリックスピーカによる両耳間レベル差(Interaural Level Difference:ILD)と両耳間時間差(Interaural Time Difference:ITD)のモデル化を行った.我々は,音源定位を判断する際に,主にILDとITDを用いている.これらは,人の体や頭などによって生じる回折や散乱の影響を受けている.これらをモデル化するために,人の頭部を円筒と見立て,差音による散乱音場を逐次近似法を用いて計算した.モデル化の有効性を証明するために,無響室において測定実験を行った.その結果,ILD及びITD共に測定値と計算値との間に同様な傾向があることを示した.
- 2014-01-20