ライスフェージング通信路における多数決判定を用いたMDPSKマルチシンボル遅延検波方式の特性評価(Disaster Recovery Operations,衛星通信技術及び一般)
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概要
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本研究では,M相差動位相変調方式(MDPSK)を対象として,多数決判定を用いたマルチシンボル遅延検波方式(MSDD)のライスフェージング通信路における特性評価結果を報告する.マルチシンボル遅延検波方式では,Nシンボル区間におけるN-1個の位相差を同時に最尤判定することにより,従来の遅延検波方式の誤り率特性を改善し,差動符号化を行った同期検波方式に受信性能を近づけることができる.これに多数決判定を適用することにより,観測区間を増やした場合と同等の改善効果が得られる.シミュレーション評価の結果,ガウス通信路では,N=4で多数決判定を行うことにより,ビット誤り率特性が理論値に近づくことを確認した.また,ライスフェージング通信路において,DQpsKではC/M>12dBの領域で多数決判定による改善効果が見られることを確認した.
- 2013-10-17
著者
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