熱活性型遅延蛍光を用いた高性能有機EL発光材料の開発(ディスプレイ材料・製造技術シンポジウム)
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概要
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熱活性型遅延蛍光(TADF: Thermally Activated Delayed Fluorescence)過程は、励起一重項エネルギーと、励起三重項エネルギーのエネルギー差を、小さくすることにより、通常では遷移確率が著しく低い三重項励起状態から一重項励起状態への逆項間交差を熱的に励起し、本来、無輻射過程で失活する三重項励起エネルギーを一重項へと変換することが可能な発光プロセスである。従来、三重項励起子の励起エネルギーを利用するためには、イリジウムや白金といった貴金属による重原子効果の発現が必要であると信じられてきたが、本発光プロセスを利用することにより、これらの貴金属を用いることなく、100%に達する内部量子効率が達成可能であることが可能となる。
- 2014-02-28
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