人間の視覚特性を考慮した画像コントラスト補正技術(視聴覚技術,ヒューマンインタフェースおよび一般)
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概要
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本論文では,人間の視覚特性を考慮した映像視認性向上アルゴリズムの開発,およびその実装について述べる.映像の視認性向上において重要なのは,イメージセンサからの信号に含まれる情報を損なわず,人間の目に見える形で処理後の映像に反映させることである.提案アルゴリズムは,入力画像の局所的な輝度分布に基づく階調再配分処理,Retinex理論を応用したコントラスト補正処理,ヒストグラム平坦化処理から成る.本アルゴリズムにより,逆光やスポット光などの悪撮影条件下においても明瞭な画像を取得できることが可能であった.また,本技術によって動画像に対するリアルタイム処理が可能であることを確認した.
- 一般社団法人映像情報メディア学会の論文
- 2014-02-25