自立高齢者の栄養状態と口腔状況に関連する因子 : 大学病院歯科外来に受診している高齢患者の分析
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概要
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本研究の目的は,大学病院における歯科外来に受診する自立高齢者の栄養状態と口腔状況との関連を明らかにすることとした.対象者は自力歩行可能な65歳から84歳までの歯科外来に歯科治療もしくは歯科定期検診に通う高齢患者であった.調査内容は現在歯数,咀嚼能力,口腔乾燥,味覚異常,義歯の装着状態,栄養状態であった.栄養状態は,MNA-SF(簡易栄養状態評価法)とBMIを使用した.MNA-SFと関連のある口腔状況は味覚異常(p=0.020)であり,BMIによる評価において痩せ群は,標準体重群(p=0.016)や肥満群(p=0.046)と比べ,現在歯数が有意に少なかった.これらの結果から,自立高齢者の栄養状態を評価するうえで,味覚異常の有無や現在歯数が診査項目の一つとなりうる可能性が示唆された.
- 2014-01-30
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