4段キャビティ型コムライン・フィルタの設計・試作と調整法の検討(2012年度学生マイクロ波回路設計試作コンテスト受賞者による特別講演,マイクロ波信号発生と計測技術/一般)
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概要
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キャビティ型コムライン・フィルタの設計、試作および調節方法について検討を行った。まず、コムライン・フィルタの基本的な設計理論のレビューを行う。考案した新しい入出力接続構造について説明する。次に、3段チェビシェフ型コムライン・フィルタを設計し、シミュレーション結果を示す。さらに、より大きな減衰量を得るため、4段フィルタを設計する。シミュレーション結果では3段フィルタより良い減衰性能を実現できることが確認された。そして、この4段フィルタを実際に試作した。手作業による調整は容易ではないが、特定パラメータに対する特性変化のシミュレーション結果で得られた知識の助けを借りて調整を実行する。結果として、2GHz帯のコムライン・フィルタで、挿入損失1.75dB、反射損10dB以上、減衰量59.7dBの特性が得られた。
- 2013-06-20
著者
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