小型携帯端末内蔵の複数センサを利用した動作推定手法の提案(クラウドネットワーク技術,SDN,OpenFlow,プライベートネットワーク(VPN),オーバーレイネットワーク・P2P,ネットワーク構成技術及び一般)
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概要
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見守り支援システムや健康管理支援システムなどの生活支援アプリケーションにおいて,歩く,走る,立つ,座るなどの人間の基本動作をセンサを用いて推定する技術に対する需要が高まっている.従来の動作推定手法では,システムの設置コストや,センサ利用に伴う動作上の制約等の課題がある.本研究ではそれらの課題を解決するため,現在広く普及しているスマートフォン等の小型携帯端末を利用した動作推定手法を提案する.本提案手法では小型携帯端末に内蔵された複数のセンサを用いて人間の動作に関連する情報を獲得・収集し,それらを効果的に活用して人間の基本動作の推定を行う.さらに,当該動作の発生している時刻,場所などに関する知識を導入し,知識処理技術とセンサ情報を組み合わせることで,動作推定の精度向上を目指す.本稿では動作推定手法の基本設計と初期実験について述べる.また,本提案手法を用いた初期実験により,センサの軸やその補正の有無によって,動作毎の推定精度に差が出ることを確認し,複数センサを組み合わせて動作推定を行う本手法の必要性を示す.
- 一般社団法人電子情報通信学会の論文
- 2013-07-11
著者
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菅沼 拓夫
東北大学大学院情報科学研究科 電気通信研究所
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阿部 亨
東北大学大学院情報科学研究科
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阿部 亨
東北大学大学院情報科学研究科:東北大学サイバーサイエンスセンター
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鈴木 彩香
東北大学大学院情報科学研究科
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菅沼 拓夫
東北大学大学院情報科学研究科:東北大学サイバーサイエンスセンター
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