地球シミュレータ(ES2)を用いた大規模地震動シミュレーションの高速化
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概要
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本論文では地震動解析コードの地球シミュレータ (ES2) 向け高速化手法を示す.本手法ではステンシル計算の高速化および隣接間通信の隠蔽に係る新たな方法を開発した.ステンシル計算の高速化は地震動解析コードだけではなく,構造格子を用いた有限差分法の解析コード全般に応用することができる.また,隣接間通信の隠蔽は分散メモリー型並列に幅広く適用することが可能である.本手法を適用した地震動解析コードでは,ES2 上で約 3 割のピーク性能比を達成することができた.
- 2014-05-19
著者
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西川 憲明
独立行政法人海洋研究開発機構
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浅野 俊幸
独立行政法人 防災科学技術研究所地震防災フロンティア研究センター川崎ラボラトリー
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浅野 俊幸
北陸先端科学技術大学院大学
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廣川 雄一
独立行政法人海洋研究開発機構地球シミュレータセンター
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田島 礼子
株式会社構造計画研究所 防災ソリューション部
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正月 俊行
株式会社構造計画研究所 防災ソリューション部
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西條 裕介
株式会社構造計画研究所
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岩沢 美佐子
独立行政法人海洋研究開発機構
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田島 礼子
株式会社構造計画研究所
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廣川 雄一
独立行政法人海洋研究開発機構
-
正月 俊行
株式会社構造計画研究所
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