画像特徴の適応的選択による画像例ベース概念間距離の算出(一般セッション,医用画像の計測・認識・理解,少子高齢化社会の課題)
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概要
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近年,画像検索の高度化等を目的に,概念の意味的な類似性・相違性(本稿ではこれを"概念間距離"と呼ぶ)を各概念に関する画像例の集合から計算する手法が検討されている,これは,概念の類似性を画像例から抽出される視覚特徴の類似性に基づいて評価する試みであると言える.従来手法の多くでは,この視覚特徴として単一種類の局所特徴のみを用いて概念間距離を計算している.しかし,概念には多様なものがあり,その中には局所特徴よりも色特徴や大局的特徴など,他の種類の特徴によってうまく表現されるものも多いと考えられるため,多様な概念を単一種類の特徴のみに基づいて表現することは困難と言える.本研究では,概念間距離を計算するための視覚特徴を各画像例から複数種類抽出するとともに,各概念ごとに距離計算に適した特徴を適応的に選択することで,より人間の感覚と親和性の高い概念間距離計算手法の実現を目指す.実験の結果,提案手法では単一種類の特徴のみを用いる手法と比較してより妥当と判断される概念間距離が得られることが確認できた.
- 一般社団法人電子情報通信学会の論文
- 2013-05-17
著者
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