ゲインスケジューリング制御理論によるアクティブ音響エネルギー制御
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
本論文は,直方体音場の理論モード解析による音場のモデル化とゲインスケジューリング制御を組み合わせた,プラントの動特性の変動にロバストなアクティブ音響エネルギー制御の手法を提案したものである。ゲインスケジューリング制御器は線形パラメータ変動系に対してH_∞性能が保証されるように設計し,その際に制御量を音場内の全音響エネルギーに関連付けるような定式化を行う。計算機シミュレーションによって,提案した制御手法は,未知の騒音源によって励起される直方体音場において,音場内の温度が変動する状況においても共鳴周波数付近の音響エネルギーをロバストに抑圧できることを示す。
- 2014-02-01
著者
関連論文
- 音場の実験モード解析型多入力多出力システム同定について
- 有限要素法とスライディングモード制御理論を用いたアクティブ音響エネルギー制御
- 高校生のための音響サイエンスキャンプ : 先進的科学技術体験合宿プログラムによる音響入門講座(音声・言語・音響教育,一般)
- モーショナルフィードバックスピーカを用いた定ゲイン出力フィードバックによるアクティブモード制御
- 有限要素法とDirect rate feedbackによる音場のアクティブダンピング制御
- 波動関数展開とキルヒホッフ-ホイヘンスの公式を用いた散乱音場の準理論解析手法
- 制御理論の電気音響分野への応用
- ゲインスケジューリング制御理論によるアクティブ音響エネルギー制御
- 球波動関数とキルヒホッフ-ホイヘンスの公式を用いた多重散乱音場の準理論解析手法